「コードが書けなくてもいけるの?」AIコーディングツール「Cursor」を仕事で使ってみた正直な話

AIツール解説

「Cursor(カーソル)」というツール、聞いたことありますか?

わたしが最初に知ったのは、参加したAIセミナーでのことでした。講師の方が「今いちばん現場で使われているAIコーディングツール」として紹介していて、その場でデモを見せてもらったんですよね。

「コードを自動で書いてくれるAI」という説明を聞いたとき、正直「それって結局エンジニアじゃないと使えないでしょ」と思っていました。

でも実際に使い始めてみたら、予想と全然違うところで便利さを感じることになって。今回はCursorを実際に仕事で使っているわたしの、飾らない体験談をお伝えしますね。


Cursorってそもそも何?

CursorはAIを搭載したコードエディター(プログラムを書くためのツール)です。

2026年6月、あのSpaceXが600億ドルで買収を発表したことで一気に話題になりましたが、エンジニアの間ではすでに「なくてはならないツール」として広まっていました。

「コードを書く専門家向けのツール」というイメージがあるかもしれませんが、実際に使ってみると、それだけじゃないことがわかってきました。


一番最初に驚いたこと:「コードをほぼ自分で書かなくていい」

使い始めて最初に感じたのは、「あ、これ本当にコード書かなくていいんだ」という驚きでした。

1から新しいものを作るとき、これまでは「どう書けばいいか」を調べながら少しずつ書いていく、という地道な作業が必要でした。

Cursorなら「こういう機能を作りたい」と日本語で説明するだけで、コードの骨格を作ってくれます。自分はそれを確認・修正するだけでいい、という感覚に変わりました。

「コードを書く人」から「コードをレビューする人」になった、という感じでしょうか。


仕事で使って「本当に助かった」と思った機能3つ

① 複数ファイルをまたいで整合性をチェックしてくれる

これはCursorを使って一番「やばい、すごい」と思った機能です。

開発の現場では、ひとつのシステムが複数のファイルで構成されていることがほとんどです。Aというファイルを修正したとき、それがBやCのファイルに影響していないか——これを手動で確認するのは、実はかなり手間がかかります。

Cursorはプロジェクト全体を読み込んで、複数ファイルにまたがる整合性チェックをしてくれます。「ここを変えたら、あっちに影響が出るよ」という指摘を自動でしてくれるので、見落としが格段に減りました。

② 画像を貼り付けて「こうなるんだけど」で話が進められる

これが個人的に一番「気が利いてる」と思った機能です。

システムの開発中に「なんかエラーが出た」「画面がおかしい」という場面、よくありますよね。以前はそのエラーの内容を文字で説明したり、コードを貼り付けたりして伝えていました。

Cursorは画像を直接貼り付けられるので、エラーのスクリーンショットや実際の画面を見せながら「これ、こうなるんだけどなんで?」と話しかけるだけで対応してくれます。

「百聞は一見にしかず」を、AIとのやりとりでもできるようになった感じです。

③ 不具合を自分で探して原因を教えてくれる

「なんかうまく動かない」という状況を伝えると、Cursorがコードを読んで原因を探してくれます。

「多分ここの処理がこういう条件のときに想定外の動きをしている」という形で説明してくれるので、原因がわからなくて途方に暮れる時間がかなり減りました。


使ってみてわかった「注意が必要なこと」

正直に言うと、最初は「なんでもOK」で使っていたら、思わぬ落とし穴がありました。

「何でもやっていいよ」は危ない

Cursorに自由に作らせると、いつの間にか「あれ、こんな方向に進んでいたっけ?」という状況になることがあります。

不整合が生まれたり、気づいたら想定より大きな変更になっていたり。AIが「良かれ」と思ってやってくれたことが、実は意図していない方向だった、ということです。

これはCursorに限らず、AIツール全般に言えることだと思いますが、「何をしたいか、何をしたくないか」をきちんと最初に伝えることが大切です。

わたしが意識するようにしたこと:

  • やりたいことを一言で明確にする
  • 「〇〇はしないでください」という制約も伝える
  • 作業の範囲(どのファイルを変えていいか)を指定する

この3つを最初に伝えるようにしてから、想定外の展開がぐっと減りました。

新規より「既存の改修」の方が難しい

これは開発をしている人なら特に共感してもらえると思うのですが、実際の開発現場では新しいものを1から作ることより、すでにあるシステムを修正・改善する「改修」の方が圧倒的に多いんですよね。

既存のシステムには、コーディングのルールがあったり、過去の経緯があったり、前提条件がいろいろあります。そのあたりをCursorに伝えずに「これを直して」とお願いしても、意図通りにはなりません。

わたしが実際にやっているのは——

参考にできる既存のコードを見せながら「ここと同じように作って」という指示をする

これが一番うまくいきます。「こういうルールで書いてほしい」と言葉で説明するより、「このコードを参考にして」と見本を渡す方が、Cursorが意図を汲み取りやすい気がしています。


「コーディングしない人」にも使えるの?

これ、セミナーでも質問が出ていた話なんですが、わたしは「使えます」と思っています。

コーディング以外にも、こんな使い方ができます。

タスク整理: 「このプロジェクトでやるべきことを整理して」と伝えると、抜け漏れのないタスクリストを作ってくれます。

プロンプト作成: 「ChatGPTやClaudeに〇〇をお願いするためのプロンプトを作って」という使い方もできます。AIへの指示文をAIに作ってもらう、という使い方です。

文章の整理・要約: 長い仕様書や議事録を渡して「要点をまとめて」という使い方も、Cursorで普通にできます。

ただ正直に言うと、コーディングの知識がゼロだと「AIが出してきたコードが正しいか判断できない」という場面があります。完全に初心者の方には、まずChatGPTやClaudeで文章・アイデア系の作業に慣れてから試してみるのがおすすめかもしれません。


まとめ:Cursorって結局どんな人に向いてる?

3つに分けるとこんな感じです。


使い始めたきっかけはセミナーでの一言でしたが、今では仕事の中で「Cursorなしでどうやってたんだっけ?」と思う場面が増えてきました。

「AIって文章を書くもの」というイメージを持っていた頃の自分に、「コードも書いてくれるよ」と教えてあげたいです(笑)

興味がある方は、まず無料版から試してみてください。コードを書く習慣がある方なら、最初の数分で「あ、これ便利だ」と感じると思いますよ♪


こちらの記事もおすすめです

コメント

タイトルとURLをコピーしました