JASRACがAI音楽のルールを決めた!「AIが作った曲」の著作権、どうなるの?【2026年6月最新】

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「SunoやUdioで曲を作ってみたけど、これって著作権はどうなるの?」

「AIで作った音楽をYouTubeに上げたら問題ある?」

AI音楽生成ツールが普及してきた今、こんな疑問を持っている方は多いと思います。

2026年6月11日、日本音楽著作権協会「JASRAC(ジャスラック)」が、AIを使って作った音楽の著作権管理ガイドラインを正式に公表しました。

「難しそう…」と思いますよね。でも内容はシンプルです。今回はできるだけわかりやすくお伝えしますね♪


まず、JASRACって何をしている団体?

JASRACは「日本音楽著作権協会」の略で、作詞家・作曲家から「私の曲の権利を管理してください」と委託を受ける団体です。

カラオケや配信サービス・テレビなどが音楽を使うとき、JASRACが使用料を集めて、作り手に分配する仕組みを運営しています。

「音楽の権利を守る仕組みの中心にある団体」とイメージしておくとわかりやすいです。


今回のガイドライン、ひとことで言うと?

「誰が作ったか」ではなく「どれだけ人間が関与したか」が著作権の分岐点になる時代が始まったということです。

ルールをまとめるとこんな感じです。


「人間の創作的寄与」って具体的にどういうこと?

ここが一番大事なポイントなので、丁寧に説明しますね。

創作的寄与があると認められる例:

  • AIが生成したメロディを自分で調整・修正した
  • AIに細かく指示を出しながら歌詞を一緒に作り上げた
  • AIが提示した選択肢の中から選びながら編曲を指示した
  • AIを参考にしながら自分で書いた歌詞を加えた

創作的寄与がないと判断される例:

  • 「明るいポップソングを作って」とだけ入力してAIが出力した曲
  • プロンプト一言でAIが全自動で作った楽曲・歌詞

メロディを自分で調整する、歌詞を考える、編曲を指示するなど創作として表現に関わる行為が当てはまる。AIにひと言お願いするだけでは、創作的寄与とは認められないということです。

「AI任せか、人間が関与したか」という違いが、著作権の有無を決める時代になったということですね。


具体的な場面で考えてみよう

例① SunoでBGMを自動生成してYouTubeに上げた

「気分に合う穏やかなBGMを作って」と入力して生成した曲は、人間の創作的寄与がないと判断される可能性が高いです。

この場合、JASRACの管理対象外=著作物として保護されない、ということになります。

使う分には問題ありませんが、「自分の著作物として守ってほしい」という権利主張はできません。

例② メロディはAIで作り、歌詞は自分で書いた

この場合、自分で書いた歌詞部分はJASRACが管理する著作物として認められます。楽曲部分は管理対象外になります。

カラオケや配信での使用料は、歌詞部分のみ分配される形になります。

例③ AIをツールとして参考にしながら、自分でメロディも歌詞も作った

この場合は通常の著作物と同様に扱われます。AIを「参考にした」だけで、実質的に自分が創作していれば問題ありません。


もうひとつの問題:自分の曲がAIに学習されるかもしれない

今回のガイドラインとは別に、JASRACはもうひとつ大きな問題を訴えています。

現行の著作権法「第30条の4」では「思想または感情の享受を目的としない利用」であれば著作権者の許可なくAIに楽曲を学習させることができる。つまりAI企業は、クリエイターが「学習に使わないでほしい」と思っていても、断る機会すら与えられないまま楽曲を学習データとして使える状態にあるということです。

JASRACが2026年1〜3月に実施したアンケートでは、「自分の作品がAI学習に使われることに反対・やや反対」と答えたクリエイターが54%に達したことがわかっています。

半数以上のクリエイターが懸念を持ちながらも、現行法では声を届ける手段がない——そこでJASRACは、EUのAI法のようにオプトアウト(「使わないでほしい」と選択できる仕組み)の導入や、著作権法第30条の4の改正を正式に求めています。


日本だけじゃない、世界的な流れ

アメリカの著作権局も、プロンプトだけで作ったAI楽曲には著作権を認めていない。人間の関与を基準にする点で日本と共通の考え方をとっているという状況です。

また音楽業界全体でも変化が起きていて、ワーナーミュージックとAI音楽生成サービス「Suno」、ユニバーサルミュージックと「Udio」が和解し、「無断学習で訴訟」から「ライセンス済みAI音楽」への流れが進んでいます。

「人間の創作的寄与があるか」という基準は、今後の世界標準になっていく可能性が高いです。


AIで音楽を楽しんでいる人へ、今から意識してほしいこと

難しい法律の話が続きましたが、実際に音楽生成AIを楽しんでいる方へのアドバイスをまとめますね。

① 「自分の著作物」として守りたいなら、人間の関与を記録しておく AIが生成したものにどんな修正や加工を加えたか、どんな指示を出したか、メモや録画で記録を残しておくと、後から「自分が創作的に関与した」という証明になります。

② 商業利用するなら利用規約を必ず確認する SunoやUdioなどの音楽生成AIサービスは、それぞれに利用規約があります。商業目的で使う場合は、そのサービスの規約上OKかどうかを必ず確認しましょう。

③ 「AI生成です」という明示を習慣化する EU AI法などの流れを見ると、今後はAI生成コンテンツの明示が当たり前になっていく可能性があります。今のうちから「この曲はAIを使って作りました」という表示をつける習慣をつけておくと安心です。

④ 虚偽申告は絶対にNG AIが自律生成した作品を人間の著作物と偽って届け出た場合は虚偽申告による保証義務違反となり法的責任が生じる可能性があると注意を呼びかけているということなので、JASRACへの申告は正直に行いましょう。


まとめ

JASRACのAI音楽ガイドライン、ポイントをまとめると——

ポイント内容
基本ルール人間の創作的寄与があるものだけ管理対象
全部AI生成著作物に該当しない・保護なし
一方が人間創作人間が作った部分のみ保護
懸念事項自分の曲がAI学習に無断使用されるリスク
今後の流れ著作権法改正・オプトアウト制度の導入を要求中

「誰が作ったか」よりも「人間がどれだけ関与したか」が問われる時代が始まりました。

AI音楽を楽しむこと自体は素晴らしいことだと思います。ただ、ルールをきちんと知ったうえで使うことが、自分も守られる安心につながります。これからも一緒に最新情報をチェックしていきましょう♪


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