「DeepLやGoogle翻訳を使っているんだけど、なんかビジネスメールの翻訳が微妙で…」
そんな悩みを持っている方に、2026年7月6日に登場したばかりのツールをご紹介したいと思います。
その名も「Sakana Translate(サカナ・トランスレート)」。
日本のAIスタートアップ「Sakana AI(サカナAI)」が作った、日本語に特化した無料の翻訳サービスです。
「また新しいツールが出たのか」と思いましたか?
実はこれ、今までの翻訳ツールとちょっと違う、面白いコンセプトを持っているんです。今回はその中身をわかりやすくお伝えしますね♪
Sakana AIって何?日本の会社なの?
まず「Sakana AI」について簡単にご説明しますね。
Sakana AIは、東京に拠点を置く日本のAIスタートアップ企業です。2023年7月に設立されました。
「ChatGPTはアメリカ、ClaudeはアメリカのAnthropicが作っている。日本製のAIってあるの?」という疑問を持ったことはありませんか?
Sakana AIは、そういった文脈で注目されている「日本発のAI企業」のひとつです。
特徴的なのが、ゼロからAIを作るのではなく「海外の優秀なAIを日本語・日本文化に合わせて調整する」という戦略を取っていること。このアプローチで生まれたのが、日本語特化モデル「Namazu(ナマズ)」です。
今回の翻訳サービス「Sakana Translate」は、このNamazuを翻訳エンジンとして使っています。
今までの翻訳ツールと何が違うの?
「DeepLでよくない?」という声が聞こえてきそうなので、ここが一番大事なポイントをお伝えしますね。
今まで広く使われている翻訳ツールには、こんな弱点がありました。
ビジネス敬語のニュアンスが崩れる
たとえば「お見積り拝見しました。勝手なお願いですが」というビジネスメールの一文。
日本語として自然で丁寧なトーンを含んでいますよね。これを一般的な翻訳ツールで英語にすると、文法的には正しいけど、なんか失礼に聞こえる英語になってしまうことがあります。
ネットスラングや文化的な言い回しが訳せない
「草」「○○しか勝たん」「エモい」のような日本語独特の表現は、直訳するとまったく意味が通じません。
相手との「距離感」が消える
友人へのカジュアルなメッセージと、上司へのビジネスメールでは、同じ内容でも言葉の温度感が違いますよね。この「温度感」が翻訳すると消えてしまうことがあります。
Sakana Translateが目指しているのはまさにここで、単語や文法を正確に訳すだけでなく「文章の温度感まで届ける」翻訳です。
3つの機能、何ができるの?
Sakana Translateには、翻訳・添削・質疑という3つの機能があります。
① 翻訳
文章を貼り付けるだけで、日本語・英語・中国語の間で翻訳してくれます。
最大約5,000字まで対応しているので、長めのメールや資料もまるごと処理できます。訳文がリアルタイムでどんどん表示されていく「ストリーミング表示」なので、待ち時間のストレスも少ないです。
② 添削
自分が書いた文章をより自然な表現に整えてくれる機能です。
「この英語メール、文法は合ってると思うけど、なんか不自然な気がする…」というとき、添削モードに貼り付けると、どこがどう変わったかを差分ハイライトで表示してくれます。
文法だけでなく「もう少し丁寧な表現にして」「カジュアルな感じにして」というトーンの調整もしてくれるのが特徴です。
③ 質疑
翻訳や添削の結果を見て「なぜこういう表現になったの?」「別の言い方はある?」という疑問が出てきたとき、その場で質問できます。
「この英単語はなぜ使われているの?」「もっとフォーマルな表現にしたい」という感じで、翻訳結果を深掘りできるのが面白い機能だと思います。
無料で使えるの?どうやって始めるの?
Sakana Translateはアカウント登録だけで全機能が無料で使えます。クレジットカードの登録も不要です。
使い方:
chat.sakana.ai/translateにアクセス- アカウント登録(メールアドレスで登録できます)
- 翻訳したい文章を貼り付けるだけ!
対応言語は日本語・英語・中国語の3つです。フランス語やスペイン語など他の言語には現時点では対応していないので、ご注意ください。
DeepLやChatGPTの翻訳と何が違うの?
よく使われている翻訳ツールと比べてみますね。
| ツール | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| Google翻訳 | 多言語対応・素早い | ニュアンス・敬語が消えやすい |
| DeepL | 精度が高い・自然な文章 | 欧州言語が得意。日本語特有の表現は苦手なことも |
| ChatGPT | 柔軟な指示が通る | 毎回指示を工夫する必要がある |
| Sakana Translate | 日本語の温度感・敬語・文化表現が得意 | 対応言語は日英中のみ |
「DeepLで十分じゃない?」という場面も多いと思いますが、日本語のビジネスメールや敬語が絡む文章を英語に訳すときはSakana Translateの方が自然な結果になる可能性があります。
DeepLが「広く多言語に対応した翻訳ツール」なら、Sakana Translateは「日本語を深く理解した翻訳ツール」という住み分けイメージですね。
実際の翻訳品質はどうなの?
気になる翻訳精度についても正直にお伝えします。
機械翻訳の品質を測る国際的な評価(WMT 2024)でのスコアは約0.835で、GoogleやOpenAI・Anthropicなどの上位モデル(おおむね0.85前後)にわずかに及ばない水準とのことです。
「最高ではないんだ」と感じるかもしれませんが、ここで大事なのは「数値上のスコア」より「日本語の難所での実際の体感」です。
敬語・固有名詞・ネットスラングなど、日本語ならではの翻訳が難しい部分では、スコア差以上に使いやすさを感じる場面があるというのが、各所での評価です。
こんな人に特におすすめ
- 英語のビジネスメールを書くのが苦手な方
- 海外の資料を日本語で読みたい方
- 中国語との翻訳が必要な方
- DeepLの翻訳がなんとなくしっくりこないと感じている方
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 何ができる? | 日英中の翻訳・添削・質疑の3機能 |
| 料金は? | 無料(アカウント登録のみ) |
| 特徴は? | 日本語の敬語・温度感・文化表現が得意 |
| DeepLとの違い | 日本語特化 vs 多言語対応 |
| 使い始め方 | chat.sakana.ai/translate にアクセスして登録するだけ |
日本製のAIが、「日本語らしさ」を大切にした翻訳ツールを無料で公開してくれたのはとても嬉しいニュースだと思っています。
「英語のメール、毎回翻訳ツールで訳してるけどなんかしっくりこない」という方、一度試してみてください♪



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